なんだ、由茉笑うじゃん。

目は冷めてるけど


それでもさっきよりは全然…。


「由茉もね、治して

一緒に外でようね。


一緒に治して、一緒に日本に帰ろ。


私、みんなに由茉紹介したいもん。

純とか絶対あった方が楽しいよ。」


「私も…?」


「うん。

だって私たち、友達でしょう?」


「友達…。」


由茉の目が少し潤んで、揺れた。


「一緒に頑張ろ。

私は由茉を支えるし

由茉には私を支えてほしいもん。」


「…うん!」


……………由茉はやっぱり

笑うとすごくかわいいね。



ね、由茉。

一緒に生きよう。


一緒に走ろうね。


私が由茉の見たことない世界に

連れていってあげるから。