ケータイ小説 野いちご

俺は、お前がいいんだよ。


「嬉しい…?ど、どうして…?」


私と同じような気持ちになっている理由が知りたくて、すかさず訊ねる。


陽希は少し照れたように笑ってから、また私の手を握った。


「そんなの、由依が好きだからに決まってんじゃん。」


「えっ!?」


「もしも、他に番号の交換してる男がいたら、親しい関係なのか気になって、複雑な気分だし。俺だけってのは、嬉しいものがあんだろ。」


陽希が嬉しいのは、好きだから…なんだ。


それじゃあ、私の“嬉しい”って感じた理由も、陽希と同じ…ってことなのかな…。


「………っ…。」


な、何これ…。


心臓、すごくドキドキしてる…。


まるで“その通りです”って肯定してるかのよう…。


心の反応に驚きを隠せない自分がいた。


ということは、私は陽希のことが……好きなのかな…。


恋、してるのかな…。



< 120/ 350 >