ケータイ小説 野いちご

手の届かないキミと



だいたい、ここの姉弟は、共有しすぎなんだ、俺の情報を。

俺のことを無駄に気にしすぎてるんだ。

何度言ってもどうせ俺を気にする、余計に気にするだろう。

俺はミチルのせいで遊び人やってたわけじゃないし、こんな小細工なんかいらないんだ。


「これ」

ミチルの質問を無視して、俺はミチルの前にある物をつき出せば、怪訝そうな顔をして言う。


「なにそれ。」

知らんぷりを決め込むつもりか。

本当に心当たりないんだとしたら、それはそれで傷つくけど。

でも、そんなわけない。

これがなんだか知ってるから、めぐって、いま俺の手の中にあるんだ。


「俺がお前にあげたプレゼント」


「…ふーん。」


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