冗談交じりにそう言うと「あっ…すいません…。」と言って目を逸らす。 可愛いなぁ、やっぱり。 「ふふっ。いいよ。ほら、早く入って?」 そう言って踵を返しスタスタと元来た道を歩く。 これ以上いたらすぐに言ってしまいそうだから…。 「…はい。あの…ありがとうございました。」 くぅの声を背中で聞きながら「またね。」と言ってヒラヒラと後ろ手に手を振って教室へと向かった。