ケータイ小説 野いちご

初恋みくじ【短】

「あ!美桜ー!」


神社につくと、美南が手を振っていた。


わたしは駆け寄ると、すぐに叫んだ。


「あけおめことよろ!!」


「あっはは、あけおめー」


すると美南は笑った。


「そーだ、うちの学校の多いよ、ここ。クラスの人とかほとんどいるし。」


美南が中を指した。


なにやらすごい賑わいだ。


「そーなんだぁ。」


わたしはそのとき、好きな男子の顔を思い浮かべた。


(桜井 薫(サクライ カオル)くん…来てるかな?)


わりとおとなしい方だけど、きっと男子の中心グループに誘われているだろう。

…という小さな望みを胸に、わたしは美南と中に入った。

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