ケータイ小説 野いちご

「よし、よし。これで、私の理想に一歩近づいた」

 拳を握り、勝ち誇ったように何度も繰り返しながら部屋を移動した。

「いよいよだぞ。準備を進めろ。到着までに済ませなければ!」

 老人は、鉄格子の前に並ぶ危機を調整している青年たちを急かした。

 指示された者は、それぞれに与えられた役割に集中し老人の指示に従う。そんな老人の待ち遠しい様子に、青年たちもどこかしら嬉しそうな笑みを浮かべていた。




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