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*山崎side*





「何であいつの味方をした?」





小松がいなくなってすぐに、副長は俺にそう言ってきた。


……何故、あいつの味方か。


失礼な言い方かもしれないけれど、それは副長には関係のない事。


言う必要がない。





「お前、小松が来てからおかしいだろ」


「……!」


「あの変な物体が日本にあるはずがない。そして、日本語は流暢だが、時々出てくる聞いたこともない言葉。未来から来たという可能性は高い。……だが」





副長は、俺の目をまっすぐに見据えた。





「何か過去にあったんじゃねぇか?小松と。俺はお前を見ていると、あいつが未来から来たとは思えない」





お前は、過去に小松と会った事があるのではないか。


そう最後に付け足した副長。