しばらくして紫音は泣き止んだ。

そっと体を離した二人。

紫音は微笑んだ。

紫「ありがと、沖田。俺、話を聞いてもらってスッキリした。」

沖「…っ!///それは、良かったです。」

紫音が沖田に向けて笑顔を見せ、沖田は顔を赤くした。

紫音はその顔に首をかしげた。

紫「…顔が赤いが、どうかしたのか?風邪か?」

紫音の無自覚さに沖田はため息をついた。

沖(…無自覚ってある意味怖いですね…)

紫音は意味がわからなかった。

でも、わずかだが笑った。

紫(…沖田になら…俺をさらけ出してもいいかな…?安心するし。)