仕事が終わり、紫音はふう…と息を吐いた。

紫「…」

紫音はじっと目を閉じて動かない。

何かを待っているかのようだ。

だが、なかなか現れない気配に紫音はため息をついた。

紫「…おい。いい加減に出てきたらどうだ?鬱陶しい。特に鋭い殺気が見え隠れしている…そこの男!」

紫音は石を拾うと、木の影へ思いっきり投げた。

それと同時にそいつが飛び出し、何かを紫音へ降ろした。