「それってもう、格好さえ普通になったら付き合ってくれって言ってんのと同じじゃん。

良かったね!」



誕生日にされた翼さんからの告白を、亜也乃はまるで自分の事のように手放しで喜んだ。


私は

「うん……」

と気の無い返事をし、アボカドバーガーをもそもそと頬張る。



良かった、か……。