息が続かなくなるまで絶叫したら、肺と気管が潰れそうに痛んで、目の前がチカチカした。


ゼエゼエ息を切らしながら、懸命に呼吸するうちになんとか息が整ってきて、そして……。


あたしは地べたにペタンと座り込み、両手で顔を覆って泣いた。


「ふ、えぇぇぇー……」


わかってる。これはただの八つ当たり。


大地君に責任なんかないし、悪くない。


そもそも悪いとか悪くないとか、そういう問題ですらない。


じゃあ、どうすればいいの?


誰にも責任がないなら、なぜあたしはこんなに苦しむの? なぜこんなに悲しまなきゃならないの?


こんなのヒドイよ。理不尽だよ。


「なんでこんなに、あたしひとりが頑張って耐えなきゃならないの……?」