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見たこともない程の、大きな大木。

大人2~3人で手を回して、ようやく囲めるほどの立派な太い幹。

そんな木々がずらりと両側に密生して立っている。

その間の、細い一本道。


その道を、まっすぐあたしは進んでいた。



正門の扉が閉まるのを、ぼうっと眺めた後。

呆けたままあたしはその場に立ち尽くしていた。

とめどなく涙を流しながら。

時間が経つのも忘れたままで。



そして、どれくらい経ったことか・・・。



泣くのも、悲しむのも、苦しむのも・・・

もうすっかり疲れて果ててしまった。