ケータイ小説 野いちご

無口彼氏と遠恋中

三言目



「みみぃ~っ」

「どうしたのあっちゃん!?」


文化祭まで後2週間となった今日、友達のあっちゃんに事件発生。


泣きながら、あたしに抱き付く。


「ひぐっ…かっ彼氏が、浮気してだぁ~!」

「えぇっっ!?」


浮気!?あんなに堅実そうな彼氏だったのに!?


「あっちゃん達カップル、仲良かったのに…」

「ゔぅ…それがね。最近素っ気なくて、デートもメールも電話もしてくんなくて、理由聞いても答えてくれないの…。

それでついさっき、彼氏のポケットから女物のリップ出て来て……ゔっ。みみ~!」


大粒の涙を流して泣くあっちゃん。


可哀想で、何て言葉を掛けていいか分からない。


戸惑うあたしに、あっちゃんはしゃくりあげながら、


「…みみも、気を付けた方がいいよ。グスッ…男なんて、すぐ浮気するんだから」


そう言って、顔を洗って来ると告げてトイレに向かったあっちゃん。


まさか……真琴も?


いや無い無い無い。だって、あの真琴だよ?


無口でクールで素っ気なくて、悪口ばっか言って、あたしに関心無くて、遠くに居る……。


………あ、危ない!!





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