ケータイ小説 野いちご

隣の席

野郎共っ!!起きやがれっ!!祭りだぜっ!!
オチなんてねぇよ

ひとしきり笑ってぶらぶらと2人で歩きながら軽く宣伝しつつ模擬店を回っていたら七島が呼びに来た

「倉沢ーこうたーい」
「おん、…じゃあ帰ろか」
「せやな。


…最後の割に楽しかったわ」
佐々木の口から零れた言葉
思わず言葉が詰まった
「また、な…」

暗い暗いと佐々木が俺を茶化すが気が気じゃなかった
不安が広がる、いや広がってく。手の届かない速さで

(俺らはまたこう成れるんか?)

ここを卒業して生活が変わったとして
大学に行く奴、就職する奴

俺らはまた集まったとして笑えんのか?
形の無い思い出だけで…



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