「…桜、ちょっとここで待ってて」


「……うん…ハァ」





少しすると流瑠がミルクティの缶を持って帰って来た。





「朝ごはん食べてないんだろ?それからこれも…」





そう言って、バッグの中から取り出したのは、





「カロリースティック・フルーツ味!」





目の前に私の好きな物が2つ並ぶ。


かなりおなかが空いてる私には、それはたまらない組み合わせ。




流瑠だからこそ知ってる私の大好きなもの。





「ありがとう」





笑った私を見て、流瑠は少し照れた様に笑い返してくれる。