女子高生、加奈子は、正義の味方の改造人間であった。


彼女は、17才の夏休みの終わりに改造人間になった。


加奈子は、残暑の厳しい夏の終わりに、友達の沙也佳と、カラオケに行った帰り二人のおじさんに声をかけられた。



「彼女、俺達怪しい 者じゃないよ。」



40代後半くらいの今時珍しいパンチパーマのおじさんが声をかけてきた。


もう一人の、やはり40代だろうかロン毛のおじさんは、パンチパーマのおじさんの後ろで、落ち着きなく周りを見回していた。



加奈子は、これから彼氏の良一と待ち合わせで急いでいたので、そんなおじさんにかまってられなかった。



「悪いけど、スカウトとか変なキャッチに、かまってられないよ。私忙しいから。」



加奈子は、早めに沙也佳と別れた事を後悔していた。