ケータイ小説 野いちご

俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。

桜、四枚目『仲間の絆』


≪―泉side―≫



玄関の扉を乱暴に閉めて、真っ先に自分の部屋に向かった。


そして、電気もつけずにベッドにドカッと座った。



あー、胸くそ悪い!!


リンチとか

弱い者いじめとか


そういったことが
大キライなんだよ、あたしは!



――『ずっと嫌いだったんだよ!』

――『お前をダチだと思ったことなんか一度もねぇ!』



それに、仲間とかダチとかマジいらねぇ。


言葉だけじゃん?


どうせ、裏切られるんだから…―――


いらないんだよ、友情とか。

煩わしいだけ。


大切にすればするほど、

それはそれは残酷に裏切られる。

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