【美穂サイド】 会長サマの隣にいられる特権を持っている、地味系女子の私。 普通、これを聞いたら携帯小説のような甘いライフを想像しますが、現実はそう上手くいかないようです。 むしろ、私たちの間には甘いの“あ”の字も見当たりません。 「…美穂。お茶。」 『はいっ、只今っ!』 …強いて関係を言うのなら、主人と家来って感じでしょうか。 甘いライフを想像するのには、上下関係が激しすぎます。