ケータイ小説 野いちご

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心の友と書く『心友』がいますか?

☆1☆
【気が合うかも?】



放課後、教科書を鞄に入れて席を立つと



「今からクラブ?」



橋本君が声を掛けてくれた。



「うん。そっちは?」



「俺も今から」



肩にラケットを掛けていて、スポーツバッグを持っている橋本君と一緒に教室を出た。



「橋本君って2年の時は何組だったの?」



「G組」



「1年は?」



「F組」



ちなみに私は1年がC組で2年がA組。



「だから面識がなかったのか」



納得していると、彼から意外な事が告げられた。



「俺は春香から話聞いてたから、佐藤さんの事は知ってたよ」



「あら、ありがとう」



ニコリと微笑んでお礼を言うと、どういたしましてと返ってきた。



そういえば・・・



私、橋本君には人見知りしてないかも?



「あれ?」



「何?」



「いや、何でも」



「なんじゃそりゃ」



不思議に思っていると、横でケタケタと笑う橋本君が



「春香から聞いてたけど、やっぱ俺、佐藤さんと気が合いそう」



そう言うとラケットを手に持ってじゃあなと左右に振ってテニスコートの方へ歩いて行った。






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