その後ナツミは、オレが「こうしろ」と言えばそうするし、「これでいいか」と言えば、否定をしなくなった。


まるで感情の無いロボットの様だ。



さらに……



BBBBBBBBBBBBB……



「あ……。わっ!」



夜になると、決まって携帯のバイブを振動させやがる。


もう場所やシチュエーションなど、全くお構いなしだ。



映画館、コンビニ、公園、車etc…。




その時間を共有したら、必ず発生する。その度にいちいちリアクションを取るので、正直うっとうしい。



「オイ」


「ハイっ……」



深夜のファミレスに入り、オレはナツミに説教をする事にした。



「いい加減にしろよ、お前」



カチッ



テーブルに向かい合って座り、オレはイライラと煙草に火を付けた。



「ハイ、本当にスミマ★☆▲□●…」


「………」



ナツミの身体は、完全にちぢこまっていた。