尻尾が弱いと知ってから、なんだか意地悪な壱。



わざと爪の先で触ってきたり、触れるか触れないかの場所で手を引っ込めたり。



これは完全に遊ばれているとわかった私は、脱いだジャージをまたはいて、壱へむけてアッカンベーをしてから部屋を出てきてやった。



「私の体はオモチャじゃないのよ」



ブツクサ言いながら部屋に入り、ドカッとソファに座る。