ケータイ小説 野いちご

地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐

*第壱章*
†甘いテスト勉強




「あ……陸。」



姿を見た瞬間、自分でも頬が緩むのがわかった。




「何?…勉強?」



あたしの席まで歩いてくる。



「…うん。


明日から中間テストを受けなきゃいけないの。」



教科書に視線を落とした。



「ふーん……教えてやろっか?」


「…えっ?」


「だから、明日からのテスト範囲の内容……教えてやろうか?」



!!!


ウソッ…ホントに…!?





陸が神様に見える。


後光が射してるよ!


観音様だ…!!





「…お願いします。」


陸にペコッと頭を下げた。


「…フッ………いいよ。」



小さく笑い、隣の椅子に座る。





あたしは机同士をくっつけた。

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