ケータイ小説 野いちご

僕にキが訪れる

6.テンキ

彼女が来るようになってから数週間が過ぎようとしていたある日のこと。

いつものように彼女がやってきて、僕はいつものように麦茶を差し出す。

お茶を引っつかんでぐびっと一息で飲み干した後、開口一番彼女は言った。


「たまには外に行かない!?」


それはやけに気合の入った一言で、思わず身を引いてしまうほどだった。

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