ケータイ小説 野いちご

僕にキが訪れる

1.ひねくれものの終わりの始まり

それは一月程前。

体がどうも思うように動かないと思っていたら、左腕の肘の辺りから明らかに人の腕には不自然な木の芽が生えていた。


むしりとったらそこから赤い血が流れた。


痛みはなかった。


あぁ自分はまだ人間なのだな、と思うと同時に。


これでもう僕も終わりかと、特に何の感慨もなく思った。



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