ケータイ小説 野いちご

僕にキが訪れる

8.夢、過去、元凶。



夢。


遠い昔の夢。


僕の目の前に、僕がいる。


幼い頃の僕。


まだネガティブのネの字も知らない、純粋な頃の僕。

まるで自分の人生を映画館で観ているような、そんな気分だった。

幼い僕は笑いかけている。

目の前の少女に。

その隣にいる、幼い少女よりももっと小さな子猫に。

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