日曜日ー。

アタシはいつものように出かけた。
いつものように朝起きて、いつものように化粧をし、いつものように、ユウヤの家へ……。


でも。


いつものように、ウキウキしない。

それどころか、行きたく、ない。


「昨日、どうだった?」


何も気づいていないユウヤは、普段通り、普通に喋る。


「かっこいい男みつけて、もうオレなんかいらなくなったんでしょ……」


ゆうべ、アタシが珍しく早い時間にお休みメールを入れたことを皮肉って、ニヤリと減らず口を叩いたりもする。


「ホント、疲れちゃってたから」


アタシは来月入る予定の日当明細を見せると、机に無造作に置かれている雑誌を手に取った。