「たっだいまぁ」


バドミントン部が終わり、友達と一緒に24時間のファミレスによってケーキをたらふく食べてからの、帰宅。


私は着替えるために速攻二階の自室へ向かう。


汗臭い体操服を脱ぎ、スウェットに着替える。


制服はカバンの中へ押し込んで持って帰ってくるのだ。


「あっつぅ~!!」


夏の部活は拷問だ。


そう思いながら、水分を求めてダイニングへと急ぐ。


冷蔵庫から一リットルのスポーツドリンクを取り出し、コップに注ぐことなく口をつけた。


スポーツドリンクは、どうせ自分しか飲まない。


「ん……?」