ーーー
蓮「そろそろ帰るぞ、美咲」
あ、もう8時か。
みんなと過ごす時間が楽しくてあっという間だった。

健「またトランプしましょうね!」
『うん!じゃあみんなバイバイ』
みんなに手を振り倉庫を出る。

蓮「送ってくから乗れ」
『…ありがと』
バイクにまたがるとすぐに出発した。

風が気持ちいい。
昼間とは違って景色もきれい。
蓮「…みんないい奴らだろ」
『うん。でも私がいても良いのかなって…』
私がいることで白龍のみんなに悪い噂が流れたりしたら…。

蓮「…美咲は白龍にいたいか?」
信じてくれたみんな。仲間として迎え入れてくれた健たち。
暗い1人ぼっちの世界から連れ出してくれた蓮たち。
助けてもらったからには、自分のできる範囲で恩を返したい。