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出張に行く前夜、慎はいつも以上に私にキスを落とし、激しく私を求めた。
「毎晩電話する。
寂しくてもちゃんと待ってるんだぞ?」
玄関で深く唇を重ねてもなお、慎は私からはなれないでいた。
「もぉ!電車乗り遅れるよ?
寂しいのは私じゃなくて慎をじゃない!
大丈夫?私がそばにいなくて一週間ちゃんと仕事てきるの?」
少しまがっているネクタイを直しながら呆れたように笑うと
「無理…毎晩帰ってこようかな…」
と真顔で真剣に悩み始めた。
「ちゃんと仕事してきて!!
私、仕事ができる男が好きなの!」
「ん、知ってる。
大丈夫だよ、俺は有能な課長だからな。じょあ行ってくるよ。
あすかも今日の結婚式、気を付けてな」
ようやく玄関から出た慎をベランダからもう一度見送り、私も結婚式の二次会に参加するための支度を始めた。
出張に行く前夜、慎はいつも以上に私にキスを落とし、激しく私を求めた。
「毎晩電話する。
寂しくてもちゃんと待ってるんだぞ?」
玄関で深く唇を重ねてもなお、慎は私からはなれないでいた。
「もぉ!電車乗り遅れるよ?
寂しいのは私じゃなくて慎をじゃない!
大丈夫?私がそばにいなくて一週間ちゃんと仕事てきるの?」
少しまがっているネクタイを直しながら呆れたように笑うと
「無理…毎晩帰ってこようかな…」
と真顔で真剣に悩み始めた。
「ちゃんと仕事してきて!!
私、仕事ができる男が好きなの!」
「ん、知ってる。
大丈夫だよ、俺は有能な課長だからな。じょあ行ってくるよ。
あすかも今日の結婚式、気を付けてな」
ようやく玄関から出た慎をベランダからもう一度見送り、私も結婚式の二次会に参加するための支度を始めた。