ケータイ小説 野いちご

私の学校の生徒会、実は魔術師の集まりだったそうです

始まりの生徒会
なんで魔術が効かないの?

「おっはよー!」

「おはよ〜ねね、昨日の写真送ってって言ったじゃん!」

「あごめーん。すっかり忘れて寝ちゃってた!」

「もうっ。今送ってよ!」

相も変わらず騒がしい教室

昨日はぐっすりと寝れたから、授業で寝ることはないかもしれない

真面目という訳では無い。というか、単に授業が簡単でつまらなさすぎて眠るだけだ

そして話す相手がいない私は、ひたすらに本を読んでいる

「よう碧!」

「はよー」

大郷くんが来たらしい

ちらりと扉の方を見ると、友達らしき男子と大郷くんが絡んでいた

彼の性格上、恐らく私に挨拶をしてくるはず

迷惑だけど

「そーいやお前、最近生徒会忙しいんだろ?俺様が手伝ってやろうか?」

「いやドヤるな。別にいいよ先輩もいるしさ」

彼らは和気藹々と話しながら、私の横を通過する

・・・・・・挨拶しなかった

何かおかしい。彼の性格に沿えば、挨拶しないのは変だ

ただ私が図り間違えたのか

まあ、面倒事が起きなくていい。というか大郷くん、私の斜め前の席だったのか

全然気づかなかった

笑顔でお喋りをする大郷くんから視線を外し、読書を続行した




ホームルームも終わり、一時限目

さて、気になることがある

今数学の時間、なんだけど

数学の先生の肩あたりに、化物が飛びついている

取り憑いているわけではない。ただ乗っているだけ

でも、彼らが近くにいるだけで、人間にとっては害がある

不運が舞い込んだり、何もしていないのに怪我をしたり

取り憑くよりもずっとマシだけれど、それでも危険だ

飛び乗っているということは、狙っているということ

それを大郷くんも知っているはずなのに、なぜ対処しないのか

いつもなら私がこっそりとやってしまうのだけれど、彼がいるからそれも出来ない

それなら1番手っ取り早いのは、大郷くんにやってもらうこと

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