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冷たい留置所の中で、なんで、あんな無理矢理してしまったことに、後悔した。


だけどーーーー遅い。

あげは、きっと怖かった筈。

留置所の中で、ボンヤリと考えていた。
きっと泣いてる。
そして、あげはを泣き止ます白がいるに、違いない。


妬くけどーーーー自分が、悪い。



痛感した。
逮捕した黒だって、辛かったこと。

「芹山龍。

部屋を移動するぞ」


牢屋からどこへーーーー。

まったく違う、開けた場所。

やけに明るい場所は、牢屋とは無縁の場所だ。





綺麗な部屋に招かれたーーーー。




ーーーー!!!



「あんた、黒と白のっ」



そう、黒と白のおじさん。
つまり、警視庁のお偉いさんだ。