あまりのショックにその夜ほとんど私は眠れなかった、、、、


「おはよう葵。これ、こっちゃん昔大好きだったから渡してもらえる?」

母から可愛くラッピングされたクッキーを手渡された。ハートやくまの可愛いクッキーに私は苦笑いした。

「お母さん、こっちゃんはもう高校生だよ?くまはないでしょ(笑)」

「あらっだってハートだけじゃ葵が恥ずかしいでしょ?こっちゃん、ううん、虎太朗くんイケメンだから」

「えっ!!」

「昨日挨拶にきたわよ、葵が帰ってから。
葵とお付き合いしたいって。ふふっ良かったじゃない。あんなかっこいい彼氏ができて。虎太朗くんイケメンで優しそうだし。」

「えっえぇぇぇーっっ!!付き合ってないから!」

私は母から渡されたクッキーを握りしめ、あわてて学校へ向かった。