☆☆☆

朝起きると、
ベッドから希望の姿がなくなっていた。


「希望?」


俺は家中を駆け回り、希望を探す。


すると、いつも希望が飯を食うときに座る席に、キリンのクラリスが座っていた。


クラリスの首は綿が飛び出していたが、それもすっかり治っている。


その近くに希望の字で「これでもう、夜はひとりで眠れるね」という手紙が置いてあった。


「あいつ…」


俺は家を飛び出し、バイクにまたがった。