ケータイ小説 野いちご

世界No.1の総長と一輪の花

総長の葛藤






詩優side





最近、俺の朝はこうやって始まる。




「起きろ」


「起きねぇと遅刻するぞー。まぁ、別に遅刻してもいいんだけど」




布団を取られ、腹の上と足の上に重みを感じて目が覚める。




…っていうか、重てぇし




俺の上には奏太と壮が座っている。




確かに朝起こしてって言ったのは俺だし、カードキーだって渡したけど…
起こし方に容赦ねぇな…




結果的に早く起きられてるから感謝だけど…




俺の身が持たねぇかも。




「さんきゅーな。もう起きたから、お前らも制服着替えてこい」




俺がそう言うと、腹の上に座る壮がにやりと笑う。




「これな~んだ」




壮が俺に見せてきたのは1枚の写真。
しかもそれは俺が以前同じクラスのやつから買い取った花莉の……ブロマイドとして販売されていたもの。




…花莉の可愛い笑顔のやつは全部引き出しの中にしまっておいたはず……




……開けられたのか…












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