ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。

語り合う過去の話




なんだろう、気持ちいい。



手つきが優しくて、そう…頭を撫でられているような感覚。



これは夢?
じゃあ誰だろう。



この手は一体誰のものだろう。



それを確認するかのようにして、私はそっと目を開ける。



すると…真っ先に視界に入ってきたのは、見慣れた自分の部屋の天井。



「やっと起きた」



なんだ、朝か…………って、ん?
今何か声が聞こえなかった?



ドクンと心臓が嫌な音を立てる。
恐る恐る横を見るとそこには……。



「いやぁぁぁ!!
なんであんたがいるのこの変態!!」



一瞬で目が覚め、飛び起きて反対側のベッドの端まで移動し、ついでに枕を投げる。



夢だと思いたい、けど。
確かに目の前には楠木がいた。



楠木と付き合うって言ってから一週間ほど経った今日。



あれ以来、連絡先は交換させられたけど、連絡は一切とってなかったのに。


< 168/ 337 >