『好きだよ、結愛。』 愛おしそうに呟く、中学時代の学ラン姿の莉斗。 『だから、俺は…』 ぼんやりと見える莉斗は、とても苦しそうな表情で小さくて聞き取れない声でこう言った。 『結愛を嫌いにならねーといけねぇんだ。』