どうしよう。


どうすればいい?


あれから遼太郎から逃げ続けているけれど、いつまでも逃げることができるとは思えなかった。


休憩時間になった時、あたしは初美と真弥に遼太郎に言われた事を相談した。


「あの男、マジで最低だね」


真弥が吐き捨てるようにそう言った。


「どうにかしなきゃ、あいつと付き合うことになる」


あたしはそう言って机に突っ伏した。


気分は本当に最悪だった。


今日は航と両想いになれるハズだったのに、遼太郎のせいですべては台無し。