ケータイ小説 野いちご

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フェイス

断る

「なんか今日の葉月は違うね」


トイレから戻って来ると彩羽にそう言われた。


「さっき梓にも言われたよ。リップ変えたの」


「あぁ、そうなんだ。でもあたしが言ってるのはそう言う事じゃなくて、全体的な雰囲気のことだよ」


「雰囲気?」


あたしは机の上に授業のノートを教科書を出しながら首を傾げた。


「うん。なんか、背筋が伸びてるっていうか、自信があるっていうか」


「そう……かな?」


どちらもフェイスを付けた時に自分自身で感じた変化だった。

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