何も考えられなくなった。
あの後何も言わず、さっさと撤退した。
これでは進展がない。ずっと友達止まりだ。
しかし、どう進めばいいのか……。
なんとなく教室に戻るときも一緒になる。
「フィウメは部活に入ってるの?」
「入ってない。けど放課後にギター弾きに行ってる」
「ギター弾けるの!?すごい!聴いてみたいわ!」
メレンダは目を輝かせ、ぱちぱちと手を叩いた。
聞かれたときの癖でギターを弾いてることを言ってしまった。
「いやいや、弾けるってだけだし……けど、聴きたいならいつか……」
「本当!?楽しみにしてる!」
あんな中途半端な音を聴かせていいのかと思ったが、メレンダは楽しみにしてくれている。
一度だけならいいか。
気付いたら、見えない弦を爪弾いていた。
あの後何も言わず、さっさと撤退した。
これでは進展がない。ずっと友達止まりだ。
しかし、どう進めばいいのか……。
なんとなく教室に戻るときも一緒になる。
「フィウメは部活に入ってるの?」
「入ってない。けど放課後にギター弾きに行ってる」
「ギター弾けるの!?すごい!聴いてみたいわ!」
メレンダは目を輝かせ、ぱちぱちと手を叩いた。
聞かれたときの癖でギターを弾いてることを言ってしまった。
「いやいや、弾けるってだけだし……けど、聴きたいならいつか……」
「本当!?楽しみにしてる!」
あんな中途半端な音を聴かせていいのかと思ったが、メレンダは楽しみにしてくれている。
一度だけならいいか。
気付いたら、見えない弦を爪弾いていた。