彼女は強かった。







何者にも助けを求めることを知らない。



それでも全てを受け入れ、覆す、そんな力が彼女にはあった。








だから彼女は最後まで何者にも助けを求めなかった。





彼女自身の力だけで変えられる、救える未来だったから。











だからこそ、そんな彼女の強さを恨まずにはいられなかったのだ。