あーー、やっていけない。もう終った。
夏休みを目前にし、騒ぎ始めた一同を震撼させた
《期末考査で赤点が一教科でもあるものは、補習》
「残念だな補習」
『もうすでに、補習決定なの!?そこは勉強見てやろーか??って聞くとこではないだろうか!!』
「なんで、俺がお前の勉強見てやんなきゃいけねーんだよ」
『お隣さんに対して、辛辣!!補習になったら、三日三晩呪ってやる!!』
「辛辣はお前だ。どんだけ理不尽なんだよ」
『補習嫌、補習嫌、補習嫌、補習嫌、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ』
「怖ぇーよ」
ブツブツと呟いていると、大神君はハーッと大きなため息をついた。
「教えてもらいてーんなら、言う事あるだろ」
言われるやいなやその場で土下座して、お願いしまーーすと叫んだ。
「おまッ!!やめろ!!プライドねーのかよ」
珍しく動揺した大神君に、起こされ椅子へ座らされた。プライドなど、補習を前にあるはずが無い!!!!