ケータイ小説 野いちご

隣の席の狼君《短》

狼君



『狼君。今日の課題ちゃんとやってきましたか』


朝、学校に登校すると彼はいつもの様に伏せって寝ていた。


彼とは私、三浦望《ミウラ ノゾミ》のお隣さんである大神健太《オオガミ ケンタ》君の事。クラスどころか他の学年からも恐れられている問題児。らしい。


「うっせぇな」


鋭い目つきがこちらに飛んでくる。が、気にしません。


『してきましたか??してきてないんですか??』


「してねーよ」


ツンツンッと腕をつつくと、面倒くさそうに彼は頭を起こした。


「なんだ、やってねーことに対しての説教かよ」


『いいえ、見せてもらおうと思って』


「お前もやってねーのかよ」


鋭いツッコミにえへへッと頭をかいた。



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