「ねえ花野、ここにきて?」


ちょこんと首を傾げて自分の隣を指す彼氏の春くん。


普段はツンとしてるのに珍しいなと思いつつ春くんの隣に座る。


「どうしたの?…わ!」


「花野補給」


ぎゅっと抱きしめてくれる春くん。


「花野あったかい」


「春くんだってあったかいよ」


心地よくて眠っちゃいそう。


「花野補給完了」


そう言って抱きしめてくれていた手を離す。


なんだか寂しい気がするけどしょうがない。


だってずっとしてるわけにはいかないし。