ケータイ小説 野いちご

[完結]試しに同居してみたら恋がはじまりました。

◆お人よし。

*湊Side*



「来週行う1泊2日の林間学校のグループ分けを今から行います。5人ずつ、8グループ作るので声をかけあって決めてください」



一番窓際で前から2番目の机に頬杖をついて先生の話に耳を傾ける。


時は5月。
桜も見事に緑色に様変わりしている。

高校生になって無事に1ヵ月が経過した。


……実花と同居していることも、バレてない。


ちらりと実花に視線をやると、実花は楽しそうに前の席の女子と話していた。



色々適当で、掃除も手抜きで、だけど料理はめちゃくちゃうまい実花。

ストイックに生活している俺とはリズムが違いすぎているから共同生活がどこか新鮮に思えて少し楽しい。




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