ケータイ小説 野いちご

[完結]試しに同居してみたら恋がはじまりました。

◇試しに同居してみます。

*実花Side*



「えーっと……どちら様で?」



「こっちのセリフなんですけど」



桃色のスーツケースをガラガラと引きずって、肩には大きな旅行バッグをぶらさげて。


家の玄関を開けると、そこにはイケメンがいました。

それも、王子様と見紛うばかりのオーラを放っている。



切れ長で強い意志を持っているように見える漆黒の瞳。

薄い唇にシュッとした輪郭を持っていて。


その瞳と同じ色のメンズミディアムの長さの髪。

前髪は少し長めで、それがミステリアスな雰囲気を醸し出している。



身長150cmという小柄なわたしを簡単に見下ろす彼は180cm近くあるんじゃないかな。

……や、それは言いすぎか。
175cmくらいかなぁ。





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