「日向せんせ~」



「はい?」



「日向先生って、
来年の夏には25歳に
なるんですよねぇ〜?」



「…あぁ、そうですね」



「ご結婚とかぁ、しないんですかぁ?」





結婚…ねぇ。



あれから7年もたってる。

鈴華は目を覚まさない。


俺は氷龍の総長を引退し、
兄貴の病院に医者として働いていて、
鈴華のためにと思って兄貴にも勉強
教えてもらいながら大学頑張ったら
飛び級合格した。



それもあって女看護師とかには
キャッキャされて面倒くさい。


俺には鈴華がいるんだ。

そんな事を知らない女看護師は
誰の物になるか争ってる。



俺は物じゃねぇぞ。





「まぁ、今のところは」