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一輝side


由茉が高校を卒業し、数日。

この家はまた俺と晴輝だけになった。


「一輝ー、飯~。」


「たまには晴輝も作れよな。」


「気が向いたら。」


まぁ俺も嫌いじゃないから

別にいいんだけど

晴輝は反応がないから作っても

面白味がない。


こっちがこいつの心を読み取らないと

うまいのかまずいのか

理解することができないのも面倒だし。

由茉なら素直に反応してくれんのに。


~♪~♪~♪


ん?俺か?


「一輝電話。しかも由茉。」


「あぁ。」


由茉か、なんの用だ?


「もしもし。」


『あ、由茉だよー。

昨日慎一さんからジャムとか紅茶とか

いっぱい送られてきたの。

私と湊だけじゃ多いから

そっちにも持ってこうと思うんだけど

今いる?』


「あぁ、俺は休みだから

一応1日いるよ。」


『あ、じゃあ今から行くね!』


「俺が行くか?」


『ううん、大丈夫。

今哉斗にもお裾分けしにきてて

マンションにいないしね。

片桐さんもいるから!

10分くらいでつくから~!』


「わかったよ。」