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自殺列車

違和感

あたしたちがどうしてこんなところに集められたのか。


その疑問は解けないまま、時間は流れていた。


ただ、さっきよりも会話をしたお陰で今ではあちこちから他愛のない会話が聞こえてくる。


少しずつ互いの存在に慣れて来たみたいだ。


そんな中、優志が手をグーパーさせたり足踏みをしたりを繰り返し、首を傾げている。


「ねぇ、さっきから何をしているの?」


その行動が気になって聞いてみると、優志は動きを止めてあたしを見た。


「何か体に違和感があるんだ」


違和感がある。


と言いながらも優志はどこか嬉しそうに頬を赤らめ、口元を緩めている。


「違和感?」


あたしは首を傾げる。


それって体調が悪くなってきたってことじゃないよね?


今の優志を見る限り、さっきまでより元気そうだし。

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