今日は土曜日。

普段学校は休みだが今日から始まる学院内代表選で、参加者と観客が学院にある小隊ランキング戦用の会場にたくさん集まっている。

今日は杖使用魔法部門と剣術二刀流部門、ポールウェポン部門の予選がある。

学院内代表選では、予選、決勝があり1位~4位の選手が全国代表戦に出場できる。

「燐は忙しいな。今日2つもやらないといけない。」

堺人は学院内代表選の紙を見る。

「はーめんどくさい」

燐はため息をつきながら会場へ行く、

午前は杖使用魔法部門
正午に剣術二刀流部門
午後にポールウェポン部門

となっている。

アーミャは準備のため会場の控え室にいる。

「まずはアーミャだな!久しぶりに見るぜ」

カインはワクワクしていた。

「相変わらずアーミャが好きだな」

柳は横目でカインを見る。

表では普通の友達のようにしているが2人でいるときは愛があふれている。

それを知る柳は横目からジト目になっていた。

「まーな。アーミャは強いし、可愛いし」

あまり言わない言葉をカインがいうのだから堺人たちは目を開いていた。

「そんなことより、はやく行きませんか?」

紅葉が咳払いをする。それにはっとなってまた歩きだす。