†翼side†


ある日の昼休み。



俺たちはいつもの空き教室で過ごしていた。




優「あれ、理央寝てんの?」




優聖の目線の先には、俺の肩に頭を乗せてスースーと寝息を立てている理央。




翼「昨日の夜読んだ本が面白くて寝れなかったんだと。5時間目はサボるってさ。」



陽「理央りんがサボるなんて珍しい事もあるんだな。ま、おかげで俺もサボれるからいいけどー。」




理央が姫になってから陽希はちゃんと授業に出るようになった。




と言うか、理央に強制的に連れて行かれている。




「一人だとつまんない!」らしい。